
第6回:お金が働くってどういうこと?
マネサバくん:ねえ、おじさん。前に「お金を働かせる」って言ってたけど、それってどういうこと?
お金に手とか足とか生えて、どこかでお仕事するの?
私:ははは、面白い想像だけど、ちょっと違うかな。
お金そのものが動き回るわけじゃないけど、「お金が新しいお金を生み出す」ような仕組みがあるんだよ。
マネサバくん:えっ!?そんな魔法みたいなことがあるの?
私:魔法じゃなくて、ちゃんとした“しくみ”さ。
今日はその中でも大事な「複利」と「配当」について話していこう。
「複利」ってなに?お金が雪だるま式にふえる仕組み
まずは「複利」から。これは、お金が“自分で自分をふやしていく”仕組みのことだ。
たとえば、こんなイメージをしてみよう。
- 1年目に100円を投資して、5%ふえたら105円になる
- 2年目は、元の100円じゃなくて105円に5%がつくから、110.25円になる
- 3年目はさらにその110.25円に5%がついて…というように、どんどんふくらんでいく
マネサバくん:えっ、同じ5%でも、年々ふえるスピードが上がっていくの?
私:そう!これが「複利の力」なんだ。
元本だけじゃなくて、増えた分にも利息がつくから、長く続けるほどどんどん増えるというわけ。
マネサバくん:そうか、それってまるでお金が“子ども”を産んで、その子どもがまた“孫”を産んで…みたいだね。
私:そのたとえ、すごくいいね。まさに「時間」と「再投資」がカギになるんだ。
「配当」ってなに?会社からの“おすそわけ”
次に「配当」についても知っておこう。
これは、株を持っていると、会社が出した利益の一部を「ありがとう」と言ってくれる仕組み。
つまり、**株主への“おこづかい”**みたいなものだね。
マネサバくん:会社からおこづかい!?そんなのもらっていいの?
私:うん、会社としては「株を買って応援してくれてありがとう」って意味なんだ。
もちろん、配当を出さない会社もあるけど、長期で安定して配当を出してくれる企業もたくさんあるよ。
マネサバくん:ってことは、株を持ってるだけでお金がもらえることもあるってこと?
私:そう。しかもその配当金をまた再投資すれば、さっきの「複利の力」と組み合わさって、さらにお金が増えていくんだよ。
複利と配当で、お金が「自分の代わりに働く」
たとえば、毎月1000円を積み立てて、年利5%で運用できたとする。
これを20年間コツコツ続けると、月々の金利をシンプルに計算しても、なんと約42万円を超えるんだ(元本は24万円)。
それだけお金が「働いて」くれるってこと。
マネサバくん:それってすごい!ぼくがお店で働かなくても、お金ががんばってくれるってことか!
私:その通り。もちろん、投資にはリスクもあるけど、長い目で見て賢く続ければ、お金がちゃんと“味方”になってくれるよ。
まとめ:今日の話をふり返ってみよう
お金が働くってどういうことか?イメージできたかな。大事なポイントをもう一度整理しておこう。
- 複利とは「増えたお金にも利息がつく」ことで、時間とともにふくらんでいく
- 配当とは「会社が株主に利益を分けてくれる」仕組み
- 配当を再投資すれば、複利の力と組み合わさってさらに資産が増える
- お金を“使う”だけでなく、“働かせる”ことで未来の自分を助けてくれる
マネサバくん:なんかさ、お金ってただの紙とか数字じゃなくて、育てたら“働く仲間”みたいに思えてきたよ。
私:そう、その感覚がとても大切なんだ。
これからは「どうお金を使うか」だけじゃなくて、「どう育てるか」「どう働かせるか」も一緒に考えていこうな。
次回は、このステージのまとめとして、「お金とのつき合い方」についてやさしくふり返っていくよ。
ここまでの話を通して、“考え方の土台”ができてきたはずだから、しっかり確認して次のステージへ進もう。
【つづく】
