
第17回:配当と値上がり益、どうやって利益が出るの?
マネサバくん:おじさん、なんかちょっとワクワクしてきたよ!
私:おっ、どうした?なにか良いことでもあったか?
マネサバくん:ううん、ちがうの。でもね、この前教えてもらった“株は会社の一部を持つ”ってこと、ちょっとカッコいいな〜って思ってさ。でもふと気づいたんだ……株を持ってると、どうやってお金がふえるの?って。
私:ああ、それはいい質問だな。投資っていうのは、「安く買って高く売る」だけじゃなくて、もうひとつ「持っているだけでお金がもらえる」っていうパターンもあるんだよ。今日はその2つの利益の出かた――「値上がり益」と「配当金」について、実例を使って説明していこう。
■ 値上がり益(キャピタルゲイン)ってなに?
私:まず、「株を安く買って高く売る」ことで出る利益を「値上がり益」っていうんだ。正式には「キャピタルゲイン(資産の値上がりによる利益)」って呼ばれてるよ。たとえばこんな感じ。
【例】
ある会社の株を1株1,000円で買った。
その会社が人気になって、1株1,500円まで値上がりした。
このとき、株を売れば差額の500円が利益になる。
マネサバくん:えっ、500円もうかるの?なにもしてないのに?
私:うん、でも「なにもしてない」わけじゃないよ。会社の成長を信じて投資したから、その見返りとして得られるんだ。でも反対に、会社がうまくいかなければ値下がりして損することもあるから注意が必要だよ。
■ 配当金(インカムゲイン)ってなに?
私:次は「配当金」だ。これは、会社が儲かったときに、その一部を株主に分けてくれるお金のこと。つまり「利益のシェア」だね。
【例】
A社の株を100株持っている。
1株あたり年間50円の配当がある。
100株 × 50円=5,000円の配当金がもらえる。
マネサバくん:えっ、持ってるだけでおこづかいみたいにお金がもらえるの!?
私:そうそう。会社が順調であれば毎年出ることもあるし、会社によっては「無配(むはい)」=会社の事情で配当を出さない年もある。だから配当が目的の人は「安定して利益を出している会社」を選ぶことが大事なんだ。
マネサバくん:ふむふむ。じゃあ、おこづかいみたいな配当金と、売ったときに出るもうけって、両方から利益が出ることもあるってこと?
私:その通り!「値上がり益」と「配当金」、両方から利益を得ることもできるし、人によってはどちらか一方を重視するスタイルもあるよ。
■ 実は「どっちも大事」なバランス型
私:ちなみに、長く投資を続けていく人の多くは「両方をバランスよく」考えてることが多いよ。短期的に値上がりをねらうのもいいけど、長期的には配当をコツコツ受け取るほうが安定しているって感じる人も多いんだ。
マネサバくん:なるほど〜、ぼくもなんか、ゲームの「攻撃」と「防御」みたいに両方ほしいなって思っちゃう!
私:いい例えだな。投資もまさにそうで、「攻め」(値上がり益)と「守り」(配当金)のバランスを考えることが、うまくいく秘訣なんだよ。
まとめ:
株式投資で利益を得る方法には、2つの形がある。それぞれの特徴を知っておくことが、投資スタイルを考えるヒントになるんだ。
値上がり益(キャピタルゲイン):安く買って高く売ることで出る利益
配当金(インカムゲイン):持っているだけでもらえる利益の分け前
「両方の特徴をうまく組み合わせることで、安定した資産づくりにつながっていく。
マネサバくん:ふたつの利益って、考えてみたらすごくおもしろいね。「この会社、応援したいなって気持ちで株を持つって、なんかワクワクするね!
私:うん、それが投資のいちばん大切な気持ちかもしれないね。次回は、実際に株を買うにはどうすればいいか、証券口座の作り方について話していくよ!
次回予告:株を買うにはどうすればいい?
いよいよ実践編。証券会社の口座開設や、株の買い方についてわかりやすく紹介します!
【つづく】
