マネサバおじさん      

マネサバおじさん

マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

第2回:貯金だけじゃダメって本当?

マネサバくん:ねえねえ、この前お母さんが「今は金利が低いから貯金しても増えないわよ〜」って言ってたんだけどさ。
ぼく、おこづかいをちゃんと貯金してるのに、それってダメってこと?なんか悲しいんだけど…。
:うん、それはすごく良い心がけだよ。
お金を無駄遣いせずに、ちゃんと取っておくっていうのは、とても大事な力なんだ。
だけどね――実は「貯金だけ」だと、思わぬ落とし穴もあるんだよ。


お金は増えないどころか、減っている?

:たとえばマネサバくん、もし今100円持ってて、それを貯金箱に1年間しまっておいたらどうなると思う?
マネサバくん:うーん。そのまま100円!ピッカピカの100円!
:たしかに見た目はそうだよね。
でももし、その間にお菓子の値段が上がってたらどうなる?
マネサバくん:えっ?買えるお菓子が少なくなる?
:そのとおり。
これは「インフレ(物価上昇)」っていう現象なんだ。
ものの値段が上がると、同じ100円でも買えるものが少なくなってしまう。
つまり、お金の「価値」が減ってしまうということなんだ。


銀行に預けたら増えるんじゃないの?

マネサバくん:でも、銀行に預けたら「利息(りそく)」ってのがついて、ちょっとは増えるんじゃない?
:うん、それも間違いじゃないよ。
でもね、今の日本の金利(利息)はとても低いんだ。たとえば、0.001%の利息だとすると――
100万円を1年間預けても、増えるのはたった10円なんだ。
マネサバくん:じゅ、10円!?おこづかいより少ない!
:そうだよね。しかもその間にインフレで物の値段が上がったら、せっかくの100万円の「買う力」は下がってしまうんだ。
つまり、貯金してるだけだと「じわじわと損をしている」状態になってしまうこともあるってことなんだ。


昔は金利が高かった時代もあった

:ちなみに昔、バブルのころは定期預金の金利が5%とか6%もあった時代もあったんだよ。
マネサバくん:えっ、じゃあ100万円預けたら、1年で5万円も増えるってこと!?
:そう、すごいでしょ?
でも今は経済の状況が変わって、超低金利が続いている。
だから昔みたいに「預けておけば勝手に増える」時代じゃないんだ。


貯金は「守るお金」、投資は「育てるお金」

マネサバくん:じゃあ、貯金はもうしなくていいの?

:そんなことはないよ。
貯金はとても大切。「急な病気」や「ケガ」、「生活に困ったとき」に備えて、しっかり用意しておくべきなんだ。
でも、ずっと使う予定のないお金まで全部貯金しておくのは、ちょっともったいない。
そういうお金は、「働いてもらう」=「投資する」ことで、将来の自分を助けてくれる力になるんだよ。
マネサバくん:へえ〜。貯金は“守るお金”、投資は“育てるお金”…なんかいい言葉だね。
:うん、それを覚えておいてくれたら、この先の話がもっとよくわかるようになるよ。


まとめ:お金の“置き場所”を考えよう

・お金をただ貯めるだけだと、インフレで価値が目減りすることがある
・今の時代は銀行の利息ではほとんど増えない
・貯金は「守る」ために、投資は「育てる」ために使い分けることが大切


マネサバくん:じゃあぼく、貯金箱だけじゃなくて、お金の「引っ越し先」も考えてみようかな。
なんか、お金にも“住み心地のいい場所”があるって感じだね。
:その通り。これから、その「引っ越し先」のひとつ、「投資」について、少しずつ学んでいこうな。
マネサバくん:うん、どんなところに住ませたらお金が元気に育つのか、楽しみになってきた!


次回は「金持ち父さんの考え方」として、資産と負債のちがいについてお話しします。
ここで考え方の“地図”を手に入れておくと、投資の旅がもっとわかりやすくなるよ。お楽しみに。

ちなみに「金持ち父さん」とはの事じゃないよ。念のため。

【つづく】