マネサバおじさん      

マネサバおじさん

マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年12月18日
マネサバくん納得

個人向け国債が売れる理由

はじめに:なぜ今「個人向け国債」?

最近、「個人向け国債がよく売れている」というニュースを目にした人も多いと思います。
実際、販売額は18年ぶりの高水準。銀行預金に眠っていたお金が、じわじわと国債へ流れています。

理由はシンプルです。
「金利が付く世界」に、ようやく日本が戻ってきたから。

ただし、ここで一つ注意点があります。
売れている=正解とは限らない、という点です。

今日は、マネサバくんと一緒に
「なぜ個人向け国債が売れているのか」
「固定と変動、どこが違うのか」
「インフレ時代にどう考えるべきか」
を、できるだけやさしく整理していきます。


そもそも、なんで今こんなに売れてるの?

マネサバくん:おじさん、最近ニュースで個人向け国債がすごく売れてるって見たよ。
正直、地味なイメージしか無いんだけど、なんで今なの?

:いいとこに気付いたね。
一番の理由は「預金よりマシ」って思う人が増えたからだよ。

マネサバくん:え、そんな理由?もっと立派な話じゃなくて?

:実は投資の世界って、そういう「消去法」で動くことが多い。
銀行預金はほぼ増えない。
でも国債なら、元本はほぼ守られて、利息も付く。

マネサバくん:なるほど…預金の代わりか。

:そう。
特に今回売れてるのは、固定5年と変動10年。
「ちょっとでも金利が欲しい」という家計マネーが動いた結果だね。


個人向け国債って、どんな種類がある?

個人向け国債は、主にこの3つです。

最近、一番人気なのは固定5年
理由は単純で、発行時の金利が一番高く見えるからです。

「1.35%も付くなら、預金よりずっといいじゃないか」
そう思う人が増えるのも自然です。

ただし、ここで大事なのは
今の金利だけを見て判断しないこと


固定金利って、そんなにお得なの?

マネサバくん:でもさ、おじさん。
固定5年の金利、けっこう良くない?一番売れてるのも分かる気がする。

:短期なら、全然アリだよ。
「5年以内に使う予定のお金」ならね。

マネサバくん:え、じゃあ長期はダメ?

:今の日本は、はっきり言ってインフレ状態。
物の値段が上がるってことは、お金の価値が下がるってことだ。

マネサバくん:あ…固定だと、金利が変わらないもんね。

:そう。
インフレが続けば、固定金利はだんだん不利になる。
「もらえる利息は同じ、でも物価は上がる」からね。


日本は本当にインフレなのか?

「日本は不景気だからインフレなんて続かない」
そう思う人も多いですが、私は少し違う見方をしています。

これは、「お金の価値が薄まっている」状態とも言えます。

もしこの状態が続けば、
円安が進み、物価がさらに上がる可能性もある。

極端な話ですが、
1ドル300円以上の円安が来ても、不思議では無いと思っています。


じゃあ、変動10年は正解なの?

マネサバくん:それならさ、変動10年を買った人は勝ち組?

:可能性はあるね。
金利が上がれば、利息も増えるから。

マネサバくん:じゃあ変動一択?

:そこが難しいところ。
変動の元になる金利が上がった時、
個人向け国債の金利もちゃんと付いてくるかは、正直わからない。

マネサバくん:え、そこ曖昧なんだ…。

:国が決めてる商品だからね。
理屈通りに動くとは限らない。
相場って、だいたい予想を裏切るから。


まとめ:個人向け国債は「道具の一つ」

個人向け国債は、

こうした特徴があります。

一方で、

という側面もあります。

だから大事なのは、
「全部これにする」ではなく、「どう使うか」

私の考えでは、

こんな使い分けが現実的です。

相場は理屈だけでは動きません。
私の予想が外れることも、しょっちゅうあります。

だから最後にもう一度だけ。
投資は自己責任で。
でも、考える力を持てば、失敗は減らせます。そう信じています。


【出典】

タイトル:個人向け国債の販売が18年ぶりの活況、金利ある世界で家計マネー流入
URLhttps://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2025-12-17/T7C3GXT96OSK00?srnd=jp-homepage
媒体名:ブルームバーグ
掲載日:2025年12月18日