マネサバおじさん      

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マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年6月14日

アメリカで何が起きているのか? 移民デモの拡大に投資家が注目すべき理由


「ロサンゼルスで夜間外出禁止令」——そんな見出しを目にしたとき、正直「え、どこの国の話?」と思ってしまいました。内戦や独裁政権の話ではなく、世界一の民主主義国家・アメリカで起きている現実です。


不法移民への対応が火種に

今回の事態の発端は、不法移民に対するトランプ政権の強硬な摘発政策。ロサンゼルスをはじめ、アメリカ各地で移民を支持する市民が抗議の声を上げています。

記事によると、ロサンゼルスでは連邦庁舎近くのデモに対して警察がゴム弾を使用。夜間外出禁止令が発令され、デモはニューヨークやサンフランシスコを含む少なくとも24都市に広がっているとのこと。

これが現在のアメリカの姿です。経済やテクノロジーの最先端を走る一方で、社会の分断と政治の混乱は一層深まっているように見えます。


MAGA(Make America Great Again)はどこへ?

トランプ大統領のスローガンだった「アメリカを再び偉大に」。この状況を目の当たりにすると、その言葉がむなしく響きます。確かに経済指標だけを見れば、アメリカはまだまだ力強い数字を見せていますが、その足元では社会の不安定さが募っています。

移民政策を巡る対応は、単なる法執行の問題ではなく、アメリカという国の理念そのものを問う問題でもあります。多様性を誇る国であるはずのアメリカが、自らその価値観を揺るがしているとしたら、投資家としても見過ごすことはできません。


「最悪な時」は「最大のチャンス」でもある

とはいえ、ここで注目したいのが市場との距離感です。混乱が広がるとリスクオフ(リスク資産からの資金逃避)が進むのが常。確かに短期的には、ドル安や米国株の下落などが起こるかもしれません。

ですが、これは裏を返せば「優良株を割安で拾えるチャンス」でもあります。バフェット流に言えば、「他人が恐れているときに貪欲であれ」というやつです。

今のアメリカの混乱は構造的な問題をあぶり出しているとも言えます。移民政策、社会の分断、政治の不確実性…そのどれもが、これからの10年を見通すための材料になるはずです。


民主主義の価値は、投資の判断にも関わる

今回のような出来事を見ると、民主主義とは「制度」だけではなく、「国民の成熟度」や「社会の対話力」によって支えられているものだと痛感します。

投資という行為は、企業や市場の数字だけを追いかけるものではありません。その背後にある国の政治や文化、社会の安定性も重要な判断材料になります。トランプ大統領の強硬な政策とそれに対する社会の反応は、まさにそうした「見えにくい投資リスク」の一例なのです。


結局、私たちはどうすべきか?

感情で市場に振り回されず、混乱の中でも冷静に、そして長期的に見る目を持つことが大切です。アメリカがどこへ向かうのかを見定めつつ、自分自身の投資判断に活かす。そんな視点を忘れずにいたいですね。

「最悪の時」にこそ、本当に良い企業が見えてくる。そんな瞬間を見逃さないためにも、今起きていることから目を逸らさずにいたいと思います。


不法移民摘発に対する抗議活動で混乱が続く米カリフォルニア州ロサンゼルスのバス市長は10日、市中心部の一部で夜間外出を禁止すると発表した。

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89283280R10C25A6MM0000

日経新聞 2025/6/11