マネサバおじさん      

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マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年7月23日

アメリカがレアアース主導権を取り返す日?MPマテリアルズの本気が見えてきた

マネサバくん:最近「レアアース」ってまた話題になってるね。何か起きてるの?

:うん、アメリカのMPマテリアルズって企業が、中国のレアアース支配に対抗するために本格的に動き出したんだって。米国防総省やアップル、GMも絡んでるし、国を挙げての戦略資源プロジェクトって感じだね。

マネサバくん:えっ、国防総省まで?それって戦争準備とかじゃないよね?

:大丈夫(笑)そうじゃなくて、スマホやEV、原子力潜水艦にまで使われる重要素材だから、安定供給が必要なんだよ。特に中国の供給が止まったら西側諸国は相当困るからね。


MPマテリアルズは、テキサス州にレアアース磁石の新工場を建設中で、ここがアメリカの“レアアース復活”の象徴となりそうです。国防総省からの出資を受けて、磁石生産量を年間1000トンから1万トンに10倍増強するというから、その名も「10x(テンエックス)」。

アップルとの契約も成立し、2027年から500億円相当のレアアース磁石を供給予定。GM向けも年内に始まるそうです。これが実現すれば、アメリカはレアアースのサプライチェーンを中国に頼らずに構築できるというわけ。


マネサバくん:でもレアアースって、中国がずーっと独占してたんじゃなかった?

:そう、それが問題だったの。精製も磁石化も全部中国主導。今でも精製は9割、磁石は94%中国って言われてるよ。でもMPは2017年に破産した鉱山を買収して、そこから自力で採掘→精製→磁石生産までを全部アメリカ国内でやろうとしてる。すごいよね。

マネサバくん:まさにアメリカンドリームだね!…でもコストは高いんじゃない?

:そこが悩みどころ。実際、アメリカ産レアアースの価格は中国製より50%は高いって話。でも政府が買い支えたり、最低価格を保証したりして支援してる。安全保障と経済の狭間でバランス取ってるんだね。


投資家目線で見ると、こういう戦略資源分野に政府の支援が入るのは大きなチャンスでもあります。MPマテリアルズは今後さらに事業拡大を目指しており、同業他社や関連銘柄にも波及効果が期待されます。

ただし、MPも課題は山積み。たとえば必要な重レアアースの供給が自社鉱山だけでは足りないとか、新工場の建設にかかる資金や時間の問題など。一つの企業に政府が集中投資することで、逆に競争を歪めてしまうという懸念の声もあります。


マネサバくん:これって、世界が「資源戦争」してる感じだね…。

:うん、まさに経済の裏側で、資源と安全保障が絡み合ってる。だから今後もこの手の「戦略資源テーマ」は、投資先として注目しておいて損はないと思うよ。


もちろん、短期的な値動きに惑わされず、長期の視点で。自分が納得して応援できる企業に投資するってのが、やっぱり大事なんだよね。


米最大のレアアース企業、中国支配の打破狙う
https://jp.wsj.com/articles/americas-biggest-rare-earth-producer-makes-a-play-to-end-chinas-dominance-951c9c85?mod=hp_lead_pos5
ウォールストリートジャーナル 2025年7月18日