
メキシコの政策金利7.75%、日本は0.5%。インフレ率は…まさかの逆転!
マネサバくん:おじさん!この記事でびっくりしたよ!メキシコの政策金利が**7.75%**だって!?高すぎない!?
私:おぉ、ちゃんと金利チェックしてるとは偉いな。でもね、もっとびっくりすることがあるんだよ。
マネサバくん:えっ!?まだ何かあるの?もったいぶらないで早く教えてよ!
◆ メキシコ、9会合連続の利下げへ
2025年8月7日、メキシコ中央銀行(メキシコ銀行)は政策金利を0.25%引き下げて7.75%に。これでなんと9会合連続の利下げとなりました。
もともとは11%以上あった金利を、1年ほどかけて3.5%引き下げてきたわけです。
でもこれ、ただの「景気対策」じゃありません。
背景には、インフレがようやく落ち着いてきたという事実があります。
▶ メキシコのインフレ率(2025年7月):3.5%
中央銀行のインフレ目標は4%以下。
今回ようやくこの基準を下回ったということで、金利をさらに緩和してきたのです。
マネサバくん:ふーん、じゃあ「インフレが落ち着いてきたから金利を下げた」ってことかぁ。でも…それって普通じゃないの?
私:そう、**それが「普通」**なんだ。問題は――日本と比べてみると、ちょっと普通じゃないことが見えてくるんだよ。
◆ 日本とメキシコの「金利 vs インフレ率」
| 国名 | インフレ率(2025年7月) | 政策金利 |
|---|---|---|
| メキシコ | 3.5% | 7.75% |
| 日本 | 3.3%(コアCPI) | 0.5% |
……。
マネサバくん:あれ!?日本とメキシコのインフレ率はほとんど同じなのに、日本の金利がぜんぜん低いじゃん!
私:そうなんだよ。これは世界的に見ても異常な状況で、投資家たちも疑問に思ってるところなんだ。
◆ なぜ日本だけこんなに低金利なのか?
日本の金利が0.5%にとどまっている背景には、以下の理由があります:
- 長期のデフレ体質
- 日銀が国債を買い過ぎている(国債の値段が上がって、金利が低下している)
- 「賃金がまだ上がっていない」という日銀の主張
- 政治的に金利を上げづらい構造
ただ、ここまでインフレが続いても利上げしないのは、やや異例です。
◆ メキシコとの違いに学ぶこと
メキシコはインフレが落ち着いてきたら速やかに金利を引き下げて、景気を支える方向に動きました。
つまり、
インフレ高 → 金利高(引き締め)
インフレ低下 → 金利低下(緩和)
という教科書通りの金融政策が機能しているということ。
マネサバくん:じゃあ日本は…インフレ高くても金利低いままって…そのままだとどうなるの?
私:うん、そこが難しいところでね。金利が低いと企業や政府は借金しやすいけど、貯金や年金で生活してる人は損をする構造になる。
◆ 投資家が考えるべきこと
この日本とメキシコのギャップから、私たち投資家が考えるべき視点は次の通り:
- 「金利のある国」に資金が流れる可能性
→ 日本円が売られ、外貨(ドル・ペソなど)に資金が流れるリスク。 - インフレを見て“実質金利”を考える
→ 日本の「名目0.5% − インフレ3.3% = 実質−2.8%」
→ メキシコは「7.75% − 3.5% = 実質4.25%」← お金を預けるインセンティブあり。 - 円建て資産の価値が目減りしている現実
→ 金利がつかず、物価は上がり、現金だけ持っていても購買力が下がっていく。
◆ 私のまとめ
今回のメキシコのニュースは、単なる「新興国の利下げ」じゃありません。
「金融政策が本来あるべき姿」で動いているという意味で、むしろ模範的です。
一方の日本は、インフレが続いているにもかかわらず、
金利は低いまま。となれば、資産を守るには——
- 預金だけに頼らず、実質金利をプラスにできる運用を考える
- 海外資産やインフレ対応資産(株、不動産、金など)への分散も視野に入れる
ことが大切です。
マネサバくん:うわ〜、金利って大事なんだね…。利息つかないのに、物価だけ上がるって…まさに「貯金してるだけで損」ってやつだ!
私:その通り。でも、知っていれば対策は取れるからね。次は「実質金利」って言葉について深掘りしてみようか。
【出典】
- タイトル:メキシコ9会合連続利下げ、政策金利7.75%に 狭まる利下げ余地
- URL:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07DR00X00C25A8000000/
- 媒体名:日経新聞
- 掲載日:2025年8月8日
