
「検索はもう終わり」じゃなかった!Googleが見せたAI時代の逆襲力
私: マネサバくん、最近「AIで検索が終わる」とか言われてたけど、Googleの検索広告、めちゃくちゃ好調だったって知ってた?
マネサバくん: えーっ!?ChatGPTみたいなAIが出てきたから、検索はもうオワコンだと思ってたよ!
私: それが全然。逆に「AIで検索が進化した」っていう形で利用者も収益も増えてるらしいんだよね。Google、やっぱり底力あるわ…。
「AIに検索が奪われるかもしれない」──そんな懸念が数年前から囁かれてきました。OpenAIやPerplexityの登場により、ユーザーがチャット形式で情報を取得するようになり、検索ボックスは“古い”ものになるという予測さえあったのです。
しかし、2025年7月発表のGoogle(親会社アルファベット)の決算は、そんな“終わりの予言”を打ち砕くものでした。
なんと検索広告の収益が前年同期比+12%、過去最高の542億ドル(約7.9兆円)に達したのです。
これは「AIによる概要(AI Overview)」など、検索結果にAIが直接答えを提示する機能が功を奏した結果とされています。
マネサバくん: え、でもそれってAIが答え出しちゃったら、広告クリックされなくなるんじゃないの?
私: そこが面白いところでね、確かにクリックは減ってる面もあるらしいけど、検索の「回数」自体は増えてるんだって。つまり、人はどんどん検索してるの。
マネサバくん: 情報の“食べ放題”って感じだね!…でも株価はまだ低迷中なの?
私: そう、業績は好調なのに、反トラスト法の訴訟とか、分社化の懸念とかで株価が割安に放置されてるっぽい。
投資家目線で見ると、今のGoogleには以下のような特徴があります:
- 圧倒的なキャッシュフロー(設備投資850億ドルへ増額)
- AI領域での競合との距離維持(Geminiや「かこって検索」など独自性のある機能)
- 検索広告という強固なビジネスモデル
- リスク要因:反トラスト訴訟、競争環境、ユーザー行動の変化
特に注目すべきは、「Googleがこれまでの歴史でも環境変化に応じて生き残ってきた」という事実です。モバイル時代のAndroid買収、iPhoneへの検索エンジン搭載戦略、そして今、AI時代に向けたGeminiの展開。
こうした「適応力」は、まさに長期投資の視点で評価すべき企業体質だと言えるでしょう。
私: Googleって、本当に“死んだふりがうまい会社”って感じだよね。AIで終わるどころか、AIを武器にしてるし。
マネサバくん: ペンギン的に言うと、「凍った湖の下でもちゃんと泳いでた」って感じかな?
私: うまい(笑)投資って、株価の“今”だけ見て判断しがちだけど、「何に適応できるか」もちゃんと見ないとね。
Googleのように、変化の中で力を発揮する企業は、実は“下がってる時こそ仕込みどき”なのかもしれません。
もちろん、AI競争や規制リスクなど不安要素も多いですが、だからこそ割安に放置されているとも言えます。これは、投資の神様バフェットが好む「市場が悲観的なときに買え」の典型です。
「強い企業の、ちょっとした不人気」を拾う──投資家として、こういう視点も持っておきたいものです。
【出典】
・タイトル:グーグル検索、AIで消滅どころか適応力発揮
・URL:https://jp.wsj.com/articles/is-ai-killing-google-search-it-might-be-doing-the-opposite-54d48c48?mod=hp_featst_pos4
・媒体名:ウオールストリートジャーナル
・掲載日:2025年7月25日
