
参院選後の意外な円高、市場は“ばらまき”をどう見たのか?
マネサバくん:選挙、結果出たね~。与党の大敗って、かなりインパクトあったよ。
私:そうだね。結果自体はある程度予想されてたけど、やっぱり現実になると空気が変わるね。
昨日の参議院選挙、日本の政治地図がまた一つ大きく動きました。与党・自民党は予想通りの惨敗。世論のうねりが一気に政権に向けられたという印象です。そして野党各党は、こぞって「減税」や「現金給付」など、いわゆる“ばらまき政策”を公約に掲げていました。
でもこれ、本当に実現可能なのでしょうか?
財源は「国債」頼み、いよいよ財政リスクの火種に?
どの党のマニフェストを見ても、共通していたのは“財源の曖昧さ”。ほぼすべてが国債発行に依存した政策設計でした。つまり、将来の税金で穴埋めする前提。これは投資家の立場からすると、かなり危ういサインです。
本来なら、こういう時は「日本売り」が強まってもおかしくない。実際、私もそう予想していました。株安、円安、債券売り。まさに“トリプル安”になる可能性が高いと考えていたのです。
マネサバくん:でも、今日の相場ってそんなに荒れてなかったよね?逆に円高にちょっと動いてたような?
私:そこがね、一番面白いところ。市場ってやっぱり簡単には読めないよね。
今日の相場の動きは、予想に反して“若干の円高”でした。
これはどういうことかというと、「財政拡大=インフレ加速=円安」というストーリーが、まだ市場に十分織り込まれていないか、あるいは「過度に悲観的すぎた」反動かもしれません。
また、円が買われたのは「リスク回避の円買い」という見方もできます。政治の混乱や先行き不透明感が強まると、安全資産とされる円が買われる傾向があるためです。
ばらまき政策の“投資的視点”とは?
では、我々投資家としてはどう見るべきか?
確かに今後の政策が財政を悪化させる可能性は高いです。しかし、その副作用として金利が上がるなら、恩恵を受ける企業もあります。たとえば金融機関や、価格転嫁力の高い企業など。
また、円高・円安の方向性に関わらず、為替の変動が大きくなれば、海外比率の高い企業や輸出型ビジネスには大きな影響があります。リスクではありますが、逆にいえば投資のチャンスでもあります。
マネサバくん:でもさ、「相場って難しいね」って言葉が今日一番の結論じゃない?
私:その通り。だからこそ、自分で納得して投資判断することが大事なんだよ。ニュースの見出しに踊らされちゃだめ。
政治が動けば市場も動く。だけど、それがどの方向にどう動くかは、必ずしも“正解通り”にはいかない。今回の選挙とその後の相場の反応は、その良い例でした。
結局、私たちができるのは「いろんなシナリオを頭に入れた上で、自分の軸を持って備えること」なのかもしれませんね。
まだまだ修行中です。
