マネサバおじさん      

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マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年7月3日

グーグルが選んだ「未来の太陽」——核融合とAI時代のエネルギー投資

核融合発電が、いよいよビジネスの舞台に上がってきました。2025年7月1日、米グーグルが核融合スタートアップ「CFS(コモンウェルス・フュージョン・システムズ)」と電力購入契約を結んだというニュースが報じられました。

これ、投資の目線で見るとかなり面白い話です。


マネサバくん:核融合って、海の水からエネルギーが作れるの?なんでそんなことができるの?

うん、核融合って簡単に言えば「地上に人工の太陽をつくる」技術。海水に含まれる重水素を原料にして、原子核をぶつけて大きなエネルギーを取り出すんだ。しかも、CO2は出ないし、メルトダウンのリスクも限りなく低い。理屈の上では、エネルギー問題の“完全解決”に近い技術といえるよ。


CFSは核融合スタートアップの超本命?

このCFS、2018年に創業して以来、既に20億ドル(約2900億円)以上を調達。核融合分野で最大の資金調達規模を誇り、理論的には核融合の実現に必要な道筋を示しています。現在はマサチューセッツ州に実証施設を建設中で、結果次第ではバージニア州に20万キロワット級の商業炉を建設予定。グーグルはその電力を2030年代前半から調達する計画です。


マネサバくん:核融合って、夢のエネルギーって書いてあるけど、いつごろ使えるようになるの?

うーん、それが一番の難問。今の技術では、10億度を超える温度に耐えられる素材が存在しないという“現実の壁”があるんだ。つまり、太陽の中に突っ込んでも溶けない素材を探しているようなもの。

それでも、今回のニュースがすごいのは「グーグルが本気でそれに賭け始めた」こと。現時点では発電どころか技術の確立すらされていない段階にもかかわらず、すでに電力購入契約まで結んでしまうとは——未来に対する壮大なベットだね。


AIとエネルギー、そして投資の未来

なぜグーグルが今、そこまでするのか。その答えは「AI」。今後、AIを活用するためのデータセンターは爆発的に増えます。そして、それに比例して電力需要も跳ね上がる。再生可能エネルギーだけでは追いつかない可能性が高く、だからこそ「次世代の電源」として核融合を先に押さえにいったというわけ。

ちなみに、ライバルのマイクロソフトも2023年に別方式の核融合企業「ヘリオン・エナジー」と契約済み。こちらは2028年の実用化を目指しています。


投資家目線では?

現時点で核融合技術そのものに直接投資できる手段は限られています。でも、周辺技術に注目するのはアリ。たとえば、

こうした分野は「核融合の実現」が近づくにつれて、注目が高まってくるはずです。


マネサバくん:ロケットで太陽に行くより、地上に太陽つくる方が早いのかな〜。すごい時代だね!

そうだね。でも、すごい時代だからこそ、私たち投資家も「未来を読む力」を鍛えておかないと、チャンスを見逃してしまうかもしれない。夢物語だと思っていたテクノロジーが、気づけば市場に登場してくる。そんな時代を、面白がりながら賢く生き抜こう。


グーグル、核融合新興から電力調達 脱炭素電源確保へ動く
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89725330R00C25A7EAF000/
日経新聞 2025/7/1