
介入か?突如訪れた2円の急落、その正体は?
マネサバくん:おじさん!ニュースで見たけど、いきなり円がドカンと上がったよね?あれってやっぱり政府が何かしたの?
私:お、マネサバくん、いいところに目をつけたね。公式には「ノーコメント」を通しているけど、16時頃にドル円が2円も急落したあの動きは、まず間違いなく「為替介入」だったと私は見ているよ。
マネサバくん:2円ってすごいよね。僕の持ってるお小遣い程度の外貨も一瞬で含み損だよ(笑)。でも、いつもは「レートチェック」とかいう事前通告みたいなのがあるんでしょ?
私:鋭いね。これまでは口先だけで「適切な対応をとる」なんて言っていたんだけど、市場がそれに慣れちゃって全く効かなくなっていたんだ。だから今回は、そのレートチェックを飛ばして、いきなり実弾を投入したんだろうね。まさに「不意打ち」だ。
マネサバくん:不意打ちかぁ。おじさんも食らっちゃった?
私:実はね……私も「もう少し上がるだろう」と高を括っていたら、見事に巻き込まれて大損しちゃったよ。ベテランなんて言われても、この一撃は痛かったな。
市場経済のルールを壊す「介入」の是非
本来、自由な市場経済において、国が価格を無理やり操作するのは「ご法度」と言われている。価格は需要と供給のバランスで決まるのが自然な姿だからだ。
しかし、今の日本政府にとっては、背に腹は代えられない状況なんだろう。口先介入が無視され、投機筋(ギャンブルに近い取引をする人たち)が好き勝手に円を売り浴びせる中で、最後の手段として「実弾介入」に踏み切らざるを得なかった。
だが、介入は一時的な「カンフル剤」に過ぎない。根本的な原因である「日本とアメリカの金利差」さらには、「日本の財政健全化」が解決しない限り、またすぐに元のトレンドに戻ってしまう可能性が高いんだ。介入が「ファンダメンタルズ(経済の基礎体力)に則さない動き」を無理やり作り出している現実は、長期的に見れば市場の信頼を損なうことにもなりかねない。
パウエル議長とFOMCの行方
さて、今週はさらなるビッグイベント、FOMC(連邦公開市場委員会)が控えている。アメリカの金利を決める重要な会議だ。
マネサバくん:おじさん、アメリカのパウエル議長って今すごく叩かれてるんでしょ?金利はどうなりそうなの?
私:そうだね。さすがに今回は金利据え置きというのが大方の予想だけど、パウエル議長への個人攻撃は激しさを増している。金利が下がらなくて困っている人が国家権力を使って個人攻撃している感じ。
マネサバくん:パウエルさんも大変だね。僕なら泣いちゃうよ。
私:ははは、彼はタフだよ。でも、今回の会見で彼がどんなトーンで話すかは非常に重要だ。もし「まだまだ金利は下げないぞ」という強い姿勢を見せれば、せっかくの介入の効果も一瞬で消えて、また円安が進むかもしれない。
マネサバくん:日本が頑張って円を買っても、アメリカが「金利高いままね」って言ったら意味ないってこと?
私:そういうこと。まさに「巨象の足元でアリが右往左往している」ような状態だね。
日本経済の足元と政治の無関心
目を日本に向ければ、長期金利も上昇傾向にあり、欧米メディアの中には「日本経済の危機」を取り上げるような記事も増えてきた。一時は国債の利回りが2.4%に近づく場面もあり、非常に不安定な状態が続いている。
それなのに、日本の政治はどうだろうか。今は選挙の話題ばかりで、この深刻な経済状況や国民の生活を直撃する物価高に対して、具体的な処方箋を示せているようには見えない。
マネサバくん:政治家の人たち、僕たちの財布のことより、自分たちの席の方が大事なのかな?
私:残念ながら、今の動きを見ているとそう言わざるを得ないね。経済のルールが壊れかけている時に、リーダーシップを発揮するべき人が不在なのは本当に怖いことだよ。
マネサバくん:じゃあ、僕たちはどうすればいいの?ただ指をくわえて見てるだけ?
私:いや、だからこそ「自分の身は自分で守る」姿勢が大切なんだ。政府や日銀が何とかしてくれると期待しすぎるのは危険だよ。
私たちが今できること
相場が荒れている時は、無理に大きな勝負に出る必要はない。まずは自分の資産が「円」だけに偏っていないかチェックすること。そして、こうした大きなニュースがあった時に「なぜそうなったのか」を自分なりに考える癖をつけることです。
今回の「介入か?」という騒動も、歴史的に見れば一つのエピソードに過ぎない。しかし、その裏にある「国力の変化」や「市場の歪み」を感じ取る力こそが、長期的な投資での成功に繋がるんだよ。
マネサバくん:なるほど。おじさんの大損を教訓にして、僕は慎重にいくよ!
私:……最後の一言は余計だったかな(笑)。でも、その慎重さは正解だよ。さあ、今日もマーケットを注視していこう。
