
ドルの地位に揺らぎ?“マネーの米国離れ”と投資家の本音
私: マネサバくん、ついにあのハワード・マークス氏が「マネーの米国離れは長期化する」って言ってるよ。
マネサバくん: えっ、あの投資家のバフェットさんからも信頼されている男のハワード・マークスさんが!?ちょっとドキドキしてきました…。
私: ドルとアメリカ市場に対して、あれほど慎重な言葉を選ぶ彼が「信頼性の低下」って明言してるんだよ。
今回のインタビュー記事は、ただの一投資家のコメントではありません。
オークツリーの共同創業者、ハワード・マークス氏の言葉は、投資家界の知性の結晶ともいえるものです。
彼は、トランプ政権の予測不能な政策がアメリカの「法の支配」や「経済の信頼性」を大きく損ねたと分析。そして、その影響として「米国離れ」が起きていると語っています。
特に印象的だったのは、**「アメリカは黄金のクレジットカードを使ってきた」**という比喩。
つまり、米国債を無尽蔵に発行しても問題なかった時代が、ついに終わりを迎えようとしている、という警鐘です。
マネサバくん: でも、AIブームで米株は最高値更新してるよね?ドルが下がってても、まだみんなアメリカに投資しているんじゃない?
私: そこがポイント。マークス氏は「それこそがバブルの兆候」と言ってるんだよ。FOMO(Fear Of Missing Out、取り残される恐怖)で動いてる投資家が多いって。
マネサバくん: なるほど…。マグニフィセントセブンが1960から70年代のニフティ・フィフティと重なるんだね。
今回の内容から、投資家として考えるべき示唆は次の3つです。
① 米国の信頼性は絶対ではなくなった
過去100年の「安心・安全・王道」だったアメリカ市場に、ついに“揺らぎ”が出てきました。
資金の流れは、「絶対の中心」から「相対的な選択肢」へと変わりつつあります。
② 政策リスクとマーケットの関係が変化
かつてはFRBが主役だった米市場。今はトランプ政権の一言で長期金利が0.5%も動くような状態に。
これはつまり、市場が政治の顔色を見る時代になってきたことを意味しています。
③ ESGやDEIの流行にも反動が来ている
社会的価値のある投資も、トレンドのピークを越えれば逆風が吹く。マークス氏は「すべての流れは振り子」と語っています。
過剰な正義感より、バランス感覚ある投資家こそが長く生き残るということなのでしょう。
私: この記事を読んで、日本にもチャンスがあるような気がしてきたよ。
マネサバくん: えっ?どういうこと?
私: 「格差が少ない=社会の結束力が高い」って評価されてるし、日本はまだ“やり方次第”で金融ハブになれるって、マークス氏も言ってるんだ。
マネサバくん: うわぁ、日本の未来にも希望があるかもって…ちょっと熱くなってきました!
ハワード・マークス氏は、最後にこう語っています。
「完璧な答えなどない。だが、変化の中でどう動くかが重要だ」
これって、まさに投資家としてのマインドセットそのものですよね。
ドルが下がろうと、アメリカ市場が揺らごうと、私たちは「状況を正しく読み、対応する力」が求められているのです。
そしてその時に頼りになるのは、“世間の声”ではなく、“冷静な分析と判断”。
だからこそ、こうしたインタビューを読み解き、自分なりの視点を持つことが、長期的に生き残るための武器になるのです。
【まとめ】
✅ アメリカからの資金流出=「米国離れ」は長期化の可能性あり
✅ ドルは相対的に弱く、政策の不確実性が市場を揺らす
✅ ESGやDEIもブームが落ち着き、“バランス重視”の時代に
✅ 投資家はバブル的楽観より“守り”を重視すべきタイミング
不安定な時代だからこそ、情報を読み解く力と投資家としての“芯”が試される。
そんなことを改めて教えてくれる、価値ある記事でした。
【出典】
・タイトル:〈直言〉マネーの米国離れ続く ハワード・マークス氏
・URL:https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20250803&ng=DGKKZO90434040S5A800C2EA1000
・媒体名:日経新聞
・掲載日:2025年8月3日
