マネサバおじさん      

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マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年8月1日

AI市場は“次の金鉱”?中国が仕掛けるルール戦争と、投資家が注目すべき周辺企業たち


私: マネサバくん、中国が「世界人工知能協力機構」っていう新しい国際組織を提案してきたみたいだよ。

マネサバくん: へぇ〜、なんだか聞き慣れない名前だけど…AIの世界でも“ルール作ったもん勝ち”ってやつかな?

私: そうそう。5Gのときにルール主導権を中国に取られて焦ったアメリカが、今回は同じ轍を踏まないようにしてるっていう構図みたい。


中国が先月下旬に開催した「世界人工知能会議(WAIC)」で、李強首相が国際的なAIルール作りを進めるための新組織「世界人工知能協力機構(仮称)」の設立を提案しました。

AIを「独占」させないことを掲げ、特に発展途上国に対して「中国流のガバナンス」を呼びかけている点は注目です。アメリカが大規模AI(たとえばChatGPTなど)をリードしている一方で、中国は「軽量・低コスト・低電力」のAIを武器に、電力インフラが乏しい国々への展開を狙っています。


マネサバくん: それってつまり、「高性能で高電力」なアメリカのAIと、「そこそこ性能で省エネ」な中国のAI、っていう構図?

私: そうそう、まるで昔の冷蔵庫戦争みたい(笑)発展途上国には、軽くて安くて使いやすい方がウケるんだよね。

マネサバくん: でもそれが世界基準になっちゃったら、将来のAI市場の主導権は…中国が握るかも!?


ブルームバーグの記事によれば、2033年にはAI市場が**約723兆円(4兆8000億ドル)**に達するとの予測もあります。

ちなみに、トヨタの年間売上が約48兆円。つまりAIは「自動車産業の10倍以上の規模」に成長するかもしれないという話です。

それだけの巨大産業になるなら、投資家として「どこに投資するか?」が重要になりますよね。

AIそのものを開発する企業も当然魅力ですが、インフラ・電力供給・半導体・冷却装置・クラウド・光通信・データセンター建設など、周辺領域にも巨大な資本が流れ込むのは確実です。


私: かつてアメリカのゴールドラッシュで儲けたのは金を掘った人じゃなくて、スコップを売った人だったって話、覚えてる?

マネサバくん: あ、それ知ってる!リーバイスのジーンズとか、ツルハシの商人が大もうけしたんだよね?

私: 今回のAIバブルも、直接AIじゃなく“AIが必要とする道具やサービス”を提供する会社に注目すると面白いかも。


中国は国家ぐるみで「デジタルシルクロード構想」を背景に、AIの基準づくりを進めています。AIの“ルール”を握れば、その国の企業が世界標準を握りやすくなり、海外進出もしやすくなります。

5Gの教訓からも、アメリカが今回どこまで巻き返しを見せるかは世界中の投資家にとって重要な観点です。

:ところでAIの規格って、実際どんなものになるのかな?漠然としていて、全くイメージ出来ていません。
もう少し、勉強が必要です。


【投資家の注目ポイント】

✅ AI市場は2033年に723兆円規模へ成長予測
✅ 中国は発展途上国向けの“軽量AI”で攻勢
✅ インフラ、電力、通信、冷却など周辺産業に大規模投資の波
✅ 国家間のルール戦争は「どの企業が勝者になるか」を左右する
✅ 規格を制する者は市場を制する——AIは“技術”だけでなく“戦略”の勝負


【出典】

・タイトル:中国、AIのルール作りで新組織提唱-米国は5Gの教訓生かす必要
・URL:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-08-01/T088SUGQ1YVJ00
・媒体名:ブルームバーグ
・掲載日:2025年8月1日