
金相場急変!中国マネーと暴落の舞台裏
マネサバくん:おじさん~~~~!ニュース見た!?金と銀がとんでもないことになってるよ!僕の持ってる銀のETF、画面が真っ赤っかだよ~~!
私:お、マネサバくん。派手にやられたみたいだね。銀は1日で26%も下がったんだって?過去最大の暴落だよ。
マネサバくん:26%って、100円持ってたのがいきなり74円になっちゃうってことでしょ!?金もすごい勢いで下がってるし、もう世界が終わるの?
私:ははは、世界は終わらないよ。でも、今までがちょっと「お祭り騒ぎ」すぎたんだ。今回の急落、実は中国の投機マネーが大きく絡んでいるんだよ。
需給を無視した「お祭り」の終わり
最近まで、金や銀の価格は信じられない勢いで上がっていました。金は1オンス=5500ドルを超え、銀も120ドルを突破。でも、これって実は「金属が足りないから」上がっていたわけじゃないんです。
背景にあったのは、中国の投資家たちによる猛烈な買い。個人投資家から巨大なファンドまで、みんなが「上がるから買う、買うから上がる」という流れに乗っかっていました。これを専門用語でモメンタム取引と言いますが、要は「勢いだけで買っていた」状態ですね。
暴落の引き金は「米国の新リーダー」指名?
あんなに勢いがあったのに、なぜ急に崩れたのか。きっかけは意外なところから来ました。
- FRB議長の人事ニュース: トランプ大統領が、次期FRB(米連邦準備制度理事会)の議長にケビン・ウォーシュ氏を指名するというニュースが流れました。
- ドルの復活: これを受けて「これからドルが強くなるぞ!」というムードになり、ドルと逆の動きをしやすい金や銀が売られ始めたんです。
- 利益確定の連鎖: 「そろそろ危ないかも」と思った中国の投資家たちが一斉に売りに出たことで、パニックのような急落に繋がりました。
マネサバくん:おじさん~~~~、なんでみんな一斉に売っちゃうの?少しずつ売ればいいのに!
私:それが投資の怖いところだね。特に「追証(おいしょう)」っていうのが関係しているんだ。
マネサバくん:オイショウ?お相撲さんの掛け声?
私:違うよ(笑)。借金して投資している人が、価格が下がりすぎて「もっとお金を入れないと強制的に売るよ!」って言われることだよ。そうなると、売りたくなくても売らなきゃいけなくなる。
マネサバくん:うわあ、下げが下げを呼ぶ地獄のループだね……。おじさんは大丈夫だったの?
私:実は私も「まだ上がるかな」と思って少し持ってたから、しっかり大損したよ。嗅覚が鋭い人なら逃げられたんだろうけど、私には無理だったね。
「持たざるリスク」の罠
今回の騒動で痛感したのは、「周りがみんな買っているから、自分も持っていないと損をする」という心理の怖さです。これを「持たざるリスク」と呼びますが、この言葉が流行りだすと、だいたい相場はバブルの末期。
世界最大のヘッジファンドを作ったレイ・ダリオ氏は、「バブルが弾けるのは、売りたくないのに売らざるを得ない人が大勢出た時だ」と言っています。今回はまさに、急激な下げによって、先物取引などで強制的に売らされた人が続出したのでしょう。
今後の金相場はどうなる?
さて、ここからが大事なところですが、金が上がる理由そのものが消えたわけではありません。
- 中央銀行は依然として金を欲しがっている
- 世界的なインフレや通貨の価値低下への不安は消えていない
- FRBの議長が変わるというニュース以外、世界の状況は変わっていない
つまり、今回の暴落は「上がりすぎた分の調整」とも言えます。パニックが収まれば、また投資のチャンスが来るかもしれません。
マネサバくん:おじさん~~~~、じゃあ今が「買い時」ってこと!?
私:こらこら、まだ慌てちゃいけないよ。落ちてくるナイフを素手で掴むのは危険だ。
マネサバくん:えー、じゃあいつ買えばいいの?
私:相場が落ち着いて、底を打ったのを確認してからでも遅くない。私は、もう少し様子を見てから改めて投資しようと思っているよ。
マネサバくん:おじさん、大損したのにまだやる気なんだね……。そのメンタル、僕も見習うよ!
私:ははは、それがベテランの(懲りない)強みだよ。でも、投資はあくまで自己責任でね!
【出典】
タイトル:中国投機マネーが招いた急変、金・銀相場の過熱崩壊までの舞台裏
URL:https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-02-01/T9S4KIT96OSI00?srnd=jp-homepage
媒体名:ブルームバーグ
掲載日:2026年2月2日
