マネサバおじさん      

マネサバおじさん

マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2026年1月29日
マネサバくんびっくり

金価格が3万円突破!資産を守るための新常識

ついにこの日がやってきました。2026年1月29日、国内の金現物価格が1gあたり3,000万円……ではなく、3万円の大台を突破しました。歴史的な瞬間を目の当たりにしている私たちは、今、投資の常識が塗り替えられる局面に立たされています。

マネサバくん:おじさん~~~~!大変だよ!ニュースで「金が3万円突破」って大騒ぎしてるけど、これってそんなにすごいの?僕のお小遣いじゃ1gも買えないよ~!
:お、マネサバくん。3万円は象徴的な数字だね。かつては1g数千円だった時代を知る身としては、感慨深いというか、恐ろしいというか……。
マネサバくん:えっ、昔はもっと安かったんだ。でもさ、今日って円高だったんでしょ?普通、円高になると輸入される金の価格は下がるはずなのに、なんで上がってるの?
:鋭いね。実は今、世界のお金の流れが「これまでのルール」から外れ始めているんだ。今日はその裏側をゆっくり解説してあげるよ。


金利が上がると金は下がる、はずだった

これまでの投資の世界には「金利が上がると、金利がつかない金(ゴールド)は売られる」という鉄則がありました。銀行に預けておくだけで利息がつくなら、何も生まない金を持つよりお得だからです。

しかし、現在はその逆が起きています。アメリカの金利(米国債の利回り)が上がっているのに、金価格も一緒に上昇しているのです。これは一体どういうことでしょうか。

マネサバくん:おじさん、それ矛盾してない?みんな利息がつくアメリカの国債を欲しがるんじゃないの?
:普通はそうなんだけど、今は「米国債を持っていて本当に大丈夫?」という不安が勝っているみたいなんだ。米国債の先物が売られている、つまり「米国債を手放して別のものに変えたい」という人が増えているんだよ。
マネサバくん:その「別のもの」が、金ってこと?
:正解。アメリカから資金が流出して、その逃げ先として金が選ばれている。だから、金利が上がっているのに金も上がるという、ちょっと異常な事態になっているんだね。


金の希少性と「たった3日」の衝撃

金がこれほどまでに強い理由の一つに、その圧倒的な「希少性」があります。

現在、世界中で1年間に産出される金の量は約5,000トンと言われています。これを今の1g=3万円というレートで計算すると、なんと約147兆円。とてつもない金額に見えますが、実は市場での1日の取引量は約55兆円にも上ります。

つまり、世界中が1年かけて掘り出した金は、市場のたった3日分の取引で消えてしまうほど少ないのです。

マネサバくん:ええっ!3日でなくなっちゃうの!?金ってそんなにレアキャラだったんだ……。
:そうなんだよ。一方で、アメリカの借金である「米国債」の発行残高は、5,890兆円という天文学的な数字になっている。
マネサバくん:ご、ごせん……もう桁が大きすぎて想像もつかないよ。
:もし、この米国債のたった1%でも「金に変えよう」ってなったらどうなると思う?
マネサバくん:えーっと、金の奪い合いになって、価格がもっと跳ね上がる!?
:その通り。それと同時に、米国債が大量に売られるから、アメリカの金利はもっと暴騰する。そうなると、これまでの「日米の金利差でドル円が決まる」なんていう予想も通用しなくなるかもしれないんだ。


不透明な時代の「お守り」として

最近のアメリカを巡る政治や経済の不透明感が、投資家たちを「実物資産」である金へと向かわせています。国債はあくまで「その国が存続し、借金を返してくれる」という信用に基づいた紙切れ(データ)ですが、金はそれ自体に価値があるからです。

もちろん、今の価格は「少し上がりすぎ」という意見もあります。私もベテラン投資家として、これまでの経験から「一度調整が入るかも」と慎重になる部分はあります。しかし、今の金価格上昇は、私たちが当たり前だと思っていた経済システムへの「警告」のようにも感じられます。

マネサバくん:おじさん、難しいけど、とにかく「金」が世界で一番の安全地帯だと思われてるってことだね。
:そうだね。でも気をつけなよ。私も昔、イケイケの時に金に全力投資して、その後の暴落で大損したことがあるから……。
マネサバくん:えっ、おじさんでも失敗するの?
:たまにね(笑)。でも、大事なのは「自分の身をどう守るか」を考えるきっかけにすることだ。3万円という数字を見て、ただ驚くのではなく、世界で何が起きているのかを知ることが、一番の防衛策になるんだよ。
マネサバくん:なるほど~!まずは僕の貯金箱、金メッキの10円玉が入ってないか確認してくる!
:それは価値変わらないから!(笑)


【出典】

URLhttps://gold.tanaka.co.jp/commodity/souba/
媒体名:田中貴金属ホームページ
掲載日:2026年1月29日