個人大株主の視点から銘柄探し
銘柄探し、ちょっと賢いやり方
株式投資を始めたばかりのとき、「どの銘柄を買えばいいのか分からない」という壁にぶつかることは多いですよね。そんなときに参考になるのが、すでに成功している個人投資家たちがどこに投資しているのかをチェックする方法です。
今回紹介されたのは、「個人大株主」の投資先に注目して銘柄候補を探すというスタイル。情報収集には「バフェット・コード」と「IR BANK」という2つの無料ツールが使われています。どちらも、企業の財務情報や大株主の一覧を簡単に調べられる便利なサイトです。
個人大株主をウオッチするメリット
この方法を実践しているのが、投資歴22年の兼業投資家、御発注さん(ハンドルネーム)。彼は40人ほどの個人大株主をウォッチリストに登録し、その保有銘柄を定期的にチェックしています。
大きな資産を運用している人たちが選んだ銘柄は、それだけで一定の目利きが働いている可能性があるわけです。全てを真似るわけではなく、「なぜその株を買ったのか」を考え、自分自身でも調べたうえで投資判断をしているとのこと。
「買う理由」を理解してから動く
御発注さんは、リストに上がってきた新しい銘柄を見つけたら、まずその企業の事業内容や業績、最近のニュースなどをしっかりチェック。そのうえで、「この大株主がなぜこの株を買ったのか」を自分なりに想像します。
その理由に納得でき、自分の投資スタイルにも合っていれば初めて購入を検討するそうです。
例えば、彼が2024年春に購入したEストアーは、EC支援事業の成長見込みとM&Aを活用した新規事業に注目したことがポイントでした。結果的に同社はTOB(株式公開買い付け)の対象となり、株価は大きく上昇。これは嬉しいサプライズだったようです。
大株主が売ったら自分も売る?
ちなみに、ウォッチしている大株主がその銘柄を売ってリストから外れたとしても、それを理由に御発注さんは売りません。
あくまで「自分が買ったときの理由」を大切にして、売り時を判断する。ここが非常に大事なポイントです。
他人の意見を参考にしつつも、最終的な判断は自分で行う。これが長く投資を続けるための基本姿勢なのだと感じました。
個人投資家目線の銘柄探しは、時間の節約にもなる
正直なところ、銘柄選びにはかなりの時間がかかります。ですが、こうした個人投資家の動向を参考にすることで、最初の「銘柄選び」というハードルをグッと下げることができるのは大きなメリットです。
特に20〜30代で仕事も忙しい中、効率的に投資を進めたい人にとって、この方法はかなり現実的だと感じました。
もちろん、最終的には自分なりの納得がいく理由を持つことが必要です。流行りに乗るだけではなく、自分なりの軸を持って投資に臨みたいですね。
まとめ:誰を参考にするか、自分で選ぼう
この記事を読んで思ったのは、やはりアメリカ株も良いけれど、日本株にもまだまだチャンスがあるということです。優れた個人大株主たちが選んだ銘柄をヒントに、自分の投資の幅を広げていくのも悪くないな、と。
情報が溢れる時代だからこそ、誰を参考にするかを自分で選び、取捨選択しながら投資を進める。これからの資産形成には、そんなスタイルがしっくりくる気がします。
個人大株主の投資先に着目 銘柄探しの一歩目を省力化
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB283L10Y5A220C2000000
日経新聞 2025年3月3日
