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マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年2月13日

2025年末、1ドル=159円? 為替予測と私たちの距離感

最近の円相場、じわじわとした動きが続いています。そんななか、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の龍翔太氏が2025年末の為替予測を発表しました。その見通しによると、年末には1ドル=159円まで円安が進む可能性があるとのこと。

ここまで聞くと、「円安ってそんなに続くの?」と思うかもしれません。実際、もしこの予測が実現すれば、円安・ドル高の流れが5年連続で続くことになります。これは過去最長の記録を更新することになるそうです。

円安と金利、そのつながり

経済学的に考えると、為替レートは基本的に金利差に影響を受けやすいと言われます。金利が高い通貨は人気が集まりやすいからです。ただ、龍氏の見通しでは、日本銀行(日銀)が年内に政策金利を0.75%に引き上げ、さらに2026年には1%まで上げる一方、アメリカのFRB(連邦準備制度理事会)は逆に1%程度の利下げを進めるとしています。

それでもなお円安が続くと考えられている理由は、アメリカの景気が底堅く、株価が堅調に推移することで投資マネーが引き続きドルに向かいやすいから。つまり、金利差だけでなく、投資家心理が大きく関わっているわけです。

市場の「流れ」は意外と強い

実は、相場の世界ではこういった「流れ」や「ムード」が想像以上に強い影響力を持ちます。短期的なニュースで動くこともあれば、しばらくじわじわとトレンドが続くことも。もちろん、ずっと一方向に進むわけではなく、どこかで調整や反転が起こるものですが、今のところ大きな転換の兆しは見えにくい、という見立てです。

それでも、1ドル=160円を超えて円安がどんどん進むとは考えにくいとのこと。もし急激に円安が進みすぎれば、政府や日銀が円買い介入に動く可能性もあるし、さらなる利上げでブレーキをかける選択肢も出てきます。為替は自由に動いているようでいて、いろんなプレイヤーがバランスを取ろうとしているのが現実です。

どう向き合えばいいのか

このようにプロのストラテジストが為替の行方を予測してくれるのは心強い反面、どんなに経験やデータがあっても、未来を完璧に読むことはやはり難しいものです。まして為替市場は、短期的にはムードや一時的な流行りに大きく左右されることも多く、先のことを予想するのは簡単ではありません。

ただ、こうした情報を知っておくことで、少し先の経済環境を想像したり、自分の資産について考えるきっかけにはなります。たとえば、もし円安が続けば、海外旅行や輸入品の値段が上がる一方で、外貨建て資産には追い風になるかもしれません。

もちろん、こうした変化にすぐに何かアクションを起こす必要はありません。でも、ニュースをきっかけにちょっと視野を広げてみるだけでも、少しずつ自分のお金の守り方や増やし方について考えるヒントが増えていくかもしれません。

まとめ

為替相場の未来を読むのはプロにとってもチャレンジングな仕事です。私たちにできることは、こうした情報を参考にしながら、自分なりに小さく備えを考えてみること。円安や金利の動きをなんとなくでも知っておけば、日々の暮らしや、これからの選択に役立つかもしれません。


25年末に1ドル=159円 三菱UFJモルガンの龍氏

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1273O0S5A210C2000000

日経新聞 2025年2月13日