マネサバおじさん      

マネサバおじさん

マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年9月22日
マネサバくん笑い

証券口座の選び方と最初の一歩
初めての株式投資に向けて

マネサバくん:おじさん、投資って興味あるんだけど、やっぱり「証券口座」ってやつを作らないと始められないんだよね?
:そうだね。でも心配しなくて大丈夫。口座を作ったからといって、すぐにお金を入れなきゃいけないわけじゃないんだよ。


1. 投資を始めるときに本当に必要なもの

投資というと「お金がたくさんないとできない」と思われがちですが、最初に必要なのは「証券口座」です。銀行口座を持っている人ならイメージしやすいですが、証券口座は「株式や投資信託を売買するための専用口座」です。

必要書類は基本的に次の3つ。

ネットで申し込みが完結するケースが多く、申し込みから数日で開設できます。

ここで強調しておきたいのは、「口座を開いたら即入金」というルールはないということ。むしろ最初は“使わずに置いておく”くらいの気持ちで問題ありません。


マネサバくん:えっ、口座作ったらすぐ株を買わないといけないのかと思ってた!
:そんなことないよ。まずは“投資を始める場所を確保した”という感覚でいいんだ。


2. ネット証券のメリット:無料で使える投資ツール

証券口座の選び方で、まず最初に考えるのがネット証券から店舗型証券かという事です。
初めて証券会社を選ぶ際には、私はネット証券をお勧めします。

ネット証券口座を持つメリットのひとつが「投資情報ツールの利用」です。

最近は店舗型証券でも、ネットで様々な情報ツールを使えるところも増えて来ています。
しかし、特にネット証券はサービスが充実していて、口座を作るだけで株式スクリーニングツールを無料で使えることが多いのです。

スクリーニングとは、例えば「PER(株価収益率)が15倍以下」「配当利回りが3%以上」など条件を設定して、その条件に合う企業を探し出す機能のこと。投資初心者が「どんな会社に投資したらいいのか分からない」と迷ったときの頼もしい味方になります。

これは「証券口座を持っている人限定の学習教材」だと考えると分かりやすいかもしれません。すぐに投資を始めなくても、企業研究や投資シミュレーションの練習ができるのです。


3. NISAとiDeCo:最初に知っておきたい制度

証券口座を作るときに必ず目にするのが、NISAiDeCoという制度です。

最初からどちらも活用する必要はありませんが、「投資を有利にしてくれる制度がある」ということを知っておくことが大切です。


マネサバくん:NISAってよく聞くけど、やっぱりやった方がいいの?
:長期的に資産を増やしたいなら強力な味方だよ。ただ「投資する額や目的」によって選び方が変わるから、最初は“存在を知ること”から始めれば十分だね。


4. 国内証券会社と海外証券会社の違い

証券会社には大きく分けて「国内」と「海外」があります。

初心者はまず国内証券会社を選ぶのが安心です。特に長期投資を考えるなら、税制メリットが大きいNISAやiDeCoを使える環境の方が効率的だからです。


5. 「最初の一歩」を踏み出すコツ

投資を始めるとき、最大のハードルは「心理的な不安」です。

「難しそう」「失敗したらどうしよう」という気持ちが先に立ち、なかなか行動できない人が多い。

そんなときは「証券口座を作る」ことを最初の一歩にしましょう。

この3点を知っているだけで、不安はぐっと減ります。

投資はマラソンのような長い道のり。まずはスタートラインに立つことが最も重要なのです。


マネサバくん:つまり「まずは口座を作る」ってことだね。でも怖いから後回しにしそう…。
:気持ちは分かるよ。でも口座を作るのは無料だし、まだ走り出さなくていい。最初の一歩は「靴を履くこと」なんだ。


まとめ:投資の第一歩は「環境を整える」こと

投資を始めるとき、いきなり銘柄選びやチャート分析に入る必要はありません。
まずは「証券口座を作る」という環境整備から始めましょう。

これらを知っておくだけで、投資に対する心理的ハードルはぐっと下がります。

投資の勉強とは、単に金融知識を学ぶことではなく、実際に「行動できる環境」を整えることでもあります。証券口座の開設は、そのための最初の一歩。柔らかい頭で学びながら、一歩ずつ進んでいきましょう。


【今回ののポイント】

  1. 証券口座は「投資のスタート地点」であり、作ってもすぐ投資しなくてよい。
  2. ネット証券口座を持つと、スクリーニングツールなど学習に役立つサービスが無料で使える。
  3. NISAやiDeCoは税制面で大きなメリットがある。
  4. 初心者は国内証券会社を選ぶのが安心。
  5. 投資の第一歩は「行動」ではなく「環境づくり」から。

おじさん:今回のは「証券口座を作る」ことを通じて、投資の勉強のスタート地点を示しました。
マネサバくん:よーし、まずは靴を履いてみる気持ちで、口座だけでも作ってみようかな!