
若者が親に教える!?株式投資への大転換
マネサバくん:おじさん~~~~、大変だよ!最近のニュースで見たんだけど、19歳の大学生が自分の両親に「預金だけじゃダメだよ」って投資のコーチをしてるんだって。僕なんて毎日お魚を食べることで頭がいっぱいなのに、今の若者はすごすぎるよ!
私:ははは、マネサバくんらしいね。でも、そのニュースは本当だよ。今、日本の若者の間で、貯金から株式投資へという流れがものすごい勢いで加速しているんだ。
マネサバくん:大学生が親に教えるなんて、昔じゃ考えられないよね?おじさんたちの世代って、銀行に預けておけば安心って教わってきたんでしょ?
私:まさにその通り。私たちの若い頃は金利も良かったし、銀行に預けるのが正解だった。でも今は違う。明治大学の投資サークルの学生さんが「現金を銀行に置いているだけではダメだ」と両親に話しているように、時代が完全に変わったんだよ。
なぜ若者は今、株式投資へ向かうのか
記事によると、日本の家計が持つ金融資産は2200兆円を超えているけれど、その約半分はまだ「現金・預金」なんだ。一方で、株式や投資信託の割合は19%と、バブル崩壊後で最も高い水準まで上がってきている。この変化を引っ張っているのが、君のような20代や10代の若者たちなんだよ。
マネサバくん:おじさん~~~~、どうして若者がそんなに急いでるの?まだ人生始まったばかりで、時間はたっぷりあるのにさ。
私:それはね、インフレという目に見えない怪物が、自分たちの持っているお金の価値をどんどん削っていることに気づいたからなんだ。
マネサバくん:インフレって、物価が上がるやつだよね?僕の大好きなお魚のパックが、前より小さくなって値段が上がってるのもそのせい?
私:そう、まさにそれだよ。今のインフレ率が3%前後だとして、そのまま10年経ったら、今持っている100万円の価値は実質74万円くらいにまで減っちゃう計算なんだ。何もしないで銀行に置いているだけで、26万円も損をするのと同じこと。これって怖くないかい?
マネサバくん:ええっ!26万円分もお魚が食べられなくなるなんて耐えられないよ!それなら早く株式投資へお金を動かさないと!
新NISAが変えた日本の常識
この「貯蓄から投資へ」の動きを後押ししているのが、2024年に始まった新NISAだ。これは投資で得た利益に税金がかからない、魔法のような制度なんだよ。
私:これまでは年間で投資できる額が少なかったけれど、新NISAになってからは年間最大360万円、生涯で1800万円まで非課税で投資できるようになった。2025年3月末時点で、NISAを通じた買い付け額は59兆円にも達しているんだ。
マネサバくん:おじさん~~~~、59兆円って想像もつかないけど、とにかくみんな必死にやってるんだね。
私:特に驚くのは、30歳未満の女性の3分の1以上が、新NISAが始まってから新しく口座を作ったということだね。キャリア支援のセミナーに定員の6倍以上の申し込みが殺到するくらい、みんな真剣なんだ。
マネサバくん:でもおじさん、投資って損することもあるよね?おじさんもたまに「うわあああ!」って叫びながら画面を見てるじゃない。
私:ぐふっ……耳が痛いなあ。確かに元本保証じゃないから損をすることもある。私も最近、ある株で大失敗して夕食が塩むすびになったばかりだ。でもね、「元本保証」って言葉自体を疑う必要があるんだよ。
「元本保証」の正体とは?
多くの人は「100万円預けて100万円戻ってくるなら安心」と考える。けれど、その100万円で買えるものが30年前の半分になっていたら、それは本当に元本が守られたと言えるのかな?
私:例えば「金(ゴールド)」の価格を見てごらん。30年前は1グラム1000円くらいだったこともあるけれど、今はその何倍にもなっている。金という物差しで見れば、日本円の価値は相対的にすごく下がっているんだ。
マネサバくん:おじさん~~~~、つまり「円」という物差し自体が伸び縮みしてるってこと?
私:その通り!賢いねマネサバくん。だから、資産を円の預金だけで持つのではなく、株や不動産など、他の形に変えて持っておくことが、本当の意味で資産を守ることにつながるんだよ。
マネサバくん:なるほど。19歳の大学生が親に教えているのは、「銀行に預けておけば安心」という古い物差しを捨てて、新しい物差しを持とうってことなんだね。
私:そう。投資サークルの学生が「タンス預金をしているせいで日本が弱くなっている、インフレには適応するしかない」と言っているように、これは生存戦略なんだ。
株式投資へ一歩踏み出すために
もちろん、いきなり全財産を投資につぎ込むのは危険だ。記事に出てくるお母さんたちのように、まずは少額から、ボーナスが出た時に少しずつ、といった形で始めていくのが一番いい。
私:大切なのは、一度に大きく儲けようとしないこと。私も欲を出してバイオ株に手を出して大損したことがあるけれど、初心者は地道に世界中の株に分散して積み立てるのが、結局は一番の近道だったりするんだよ。
マネサバくん:おじさん~~~~、僕も明日からお魚代を少し削って、株式投資へ回してみるよ。将来、お魚の帝国を作るためにね!
私:帝国か、スケールが大きいね(笑)。でも、その一歩が10年後、20年後の君を助けてくれるはずだ。分からないことがあったら、いつでもおじさんに聞いておくれ。私の失敗談という、反面教師のネタならいくらでもあるからね。
マネサバくん:おじさんの失敗談は面白すぎるから、有料級の授業だよ!ありがとう、おじさん!
まとめ
- 日本の若者はインフレ対策として、預金から株式投資へ意識を切り替えている。
- 新NISAの拡充が、20代や女性などの新しい層を投資の世界へ呼び込んでいる。
- 「預金=安全」という常識は、インフレによって崩れつつある。
- 大切なのは少額からでも地道に運用し、資産の目減りを防ぐこと。
【出典】
タイトル:19歳の大学生、両親に投資を教える「預金だけではダメだと気付き始めた」
URL:https://www.bloomberg.com/jp/news/features/2025-12-16/T7DUG5KIUPTG00?srnd=jp-homepage
媒体名:ブルームバーグ
掲載日:**2025年12月17日
