マネサバおじさん      

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マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年8月6日

バフェット氏の「損切り」は敗北か、それとも伝説の序章か?


私: マネサバくん、ウォーレン・バフェットがクラフト・ハインツを“損切り”したって話、見た?

マネサバくん: はいっ、ニュース見ました!約5600億円の減損…ちょっと規模がデカすぎてピンときません…。

私: でも驚くのはそこじゃないんだよ。彼の会社バークシャー・ハサウェイ、たった3カ月で1兆円以上の利益を出してるの。しかも手元資金は約3440億ドル、日本円にして約54兆円。もう国家レベルだよ。


今回のバフェット氏の「損切り」ニュースは、単なる投資失敗ではなく、むしろ次の一手を見据えた“大局的な動き”に見えます。

クラフト・ハインツの株式については、「相乗効果を見誤った」と本人も過去に認めており、今回の減損処理でその失敗に一つの区切りをつけた形です。

とはいえ、普通の投資家なら心が折れるレベルの損失――約5600億円です。

でもバフェット氏にとっては“歩”を捨てて“飛車”を狙う、そんな感じかもしれません。


マネサバくん: えぇ、でも損切りって…「失敗した証」なんじゃないですか?

私: そう思われがちだけど、違うんだよ。損切りって、「未来の利益のために、過去の執着を切り捨てる」っていう、むしろ勇気ある行動なんだ。

マネサバくん: なるほど…。損切りしてからが、本当の“勝負”の始まりってことですね!


投資家として注目すべき3つの視点

今回の記事から、私たち個人投資家が学ぶべきポイントはたくさんありますが、特に重要な3点を挙げてみましょう。

1. 損切りは「敗北」ではない

バフェット氏でさえ、過去の投資の失敗を素直に認め、5600億円を潔く損切りしました。これは、後任となるアベル副会長への「負の遺産を残さない」ためとも言われています。

成功者ほど、潔く過去を捨てる。これは、個人投資家にも通じる投資哲学です。

2. 巨大なキャッシュポジションは“嵐の前の静けさ”か

バークシャーの手元資金は過去最高の3440億ドル。トヨタの時価総額を超えるレベルです。

「まだ何も動かしていない」ようでいて、これは仕掛けの準備中とも読めます。次の一手は大勝負か、それとも後継者へのバトンタッチか…今後の行動に注目です。

3. 鉄道再編と“最後の一手”の可能性

記事では「CSX買収の可能性」にも触れています。米国の鉄道大手は再編の波の中にあり、既にユニオン・パシフィックとノーフォーク・サザンが統合。バークシャーが保有するBNSFも、次の動きが求められています。

もし本当にCSX買収となれば、バークシャー史上最大の投資案件となるかもしれません。


私: マネサバくん、こういう記事って「へぇ~」で終わらせずに、「じゃあ次は何を買うのか?」ってところまで考えると面白いよ。

マネサバくん: え、つまり…バークシャーが次に買う企業を先回りして買えたら…?

私: うん、バフェットを“先回り”できたら、それはもう伝説級の投資家だよ(笑)


おわりに|「待つ力」と「見切る力」

バフェット氏は投資の世界で「買って、持ち続ける」ことの象徴ですが、それでも必要とあらば損切りを決断する。そして、未来への布石を淡々と打ち続ける。

これは単なる「投資の達人」ではなく、経営者としての器の大きさすら感じさせます。

だからこそ、彼の一手一手には意味がある。そしてそれを読み解くことが、私たち個人投資家にとって、最大のヒントになるのかもしれません。


【出典】

・タイトル:バフェット氏「損切り」のなぜ 継承準備か大勝負へ布石か
・URL:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN04CCW0U5A800C2000000/
・媒体名:日経新聞
・掲載日:2025年8月5日