マネサバおじさん      

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マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年2月26日

「石油は30年で枯渇する」って本当?——定説に惑わされず、バフェット流に投資するという考え方

「石油はあと30年でなくなるらしい」——こんな話を聞いたことがある人、多いかもしれません。聞くたびに不安になるけれど、果たしてそれは本当に正しいのでしょうか。

今日はちょっと古い記事ですが、面白いものを見つけたので、定説に関して考えて見ます。

2025年2月2日付の日経新聞の記事で、石油の未来についていろいろな見方が紹介されていました。たしかに最近、シェール油田の掘削活動が鈍ったり、待機井戸(DUC)が減ったりしていて、「資源が先細りしている」というデータも出ています。でも、だからといって「石油はもう終わり」と決めつけるのは、ちょっと早すぎるかもしれません。

■ 石油を取り巻く世界は変わりつつある
実際、シェール開発の現場では、大きな変化が起きています。AIや電子制御による掘削技術が進化して、少ない設備でも効率よく石油を取り出せるようになっているんです。以前はリグ(掘削装置)の数が増えれば生産量も増えると考えられていましたが、いまはリグの数が減っているのに、逆に生産量が増えている。常識がひっくり返ってきているわけですね。

つまり、「石油は有限だから、いずれ枯渇する」という単純な話じゃない。技術が進歩すれば、これまで採れなかった場所からも資源を取り出せるようになるし、効率もどんどん上がる。未来の話を、過去の常識だけで決めつけるのは危ないということです。

■ 「定説」はいつも正しいわけじゃない
そもそも資源枯渇論は、もう何十年も前から繰り返し言われてきました。1970年代にも「石油はあと数十年でなくなる」と言われたけれど、気がつけば50年以上たった今も、石油は世界中で使われ続けています。

未来を予測するのは簡単じゃないし、特に技術革新は予想のはるか上を行くことが多い。だから、誰もが信じている「定説」にも疑いの目を持つべきなんです。

■ バフェット流、流されない投資
こんなときこそ参考にしたいのが、ウォーレン・バフェットの投資スタイル。バフェットは短期的なニュースや政治の動きに左右されず、企業の本質をじっくり見て投資を続けてきました。

最近、バフェットが注目しているのがオキシデンタル・ペトロリアム(OXY)。エクソンモービルやシェブロンほど大きな会社ではありませんが、CO₂回収(CCS)などの新しい事業にも積極的に取り組み、石油だけに頼らない未来を見据えています。

バフェットは「無期限で投資を続ける」と宣言し、オキシデンタルの筆頭株主にまでなりました。彼が大事にしているのは、短期の利益ではなく、長期的に持続可能なビジネスを築けるかどうか。その視点がブレないからこそ、長年市場で成功し続けているのです。

■ 未来を信じて投資する
「石油がなくなる」と聞いて不安になるのは当然。でも、未来は今見えているデータや常識だけで決まるわけではありません。技術は進化を続けているし、想像もつかないチャンスがこれからも生まれてくるはずです。

バフェットは「他人が怖がっているときこそ、チャンスだ」と言っています。世の中が不安に包まれているときだからこそ、冷静に未来を信じて、じっくりと企業の本質を見て投資する——そんな姿勢を持ちたいですね。

流行や定説に振り回されず、自分の頭で考える。それが、これからの時代を生き抜くための大切な力だと思います。


トランプ氏の号令、石油株に響かず シェール生産が変質

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB303XH0Q5A130C2000000

日経新聞 2025年2月2日