
金下落!暴落なの?買い時なの?
マネサバくん:おじさん~~~~大変だよ!スマホのニュースを見たら「金価格が大幅安」って出てて、僕の心臓が止まりそうになったよ!
私:お、マネサバくん、そんなに驚かなくても大丈夫だよ。ペンギンは空を飛べないけど、相場はたまに空から落ちてくることもあるんだ。
マネサバくん:おじさん、冗談言ってる場合じゃないってば!昨日まであんなにイケイケで上がってたのに、いきなりドカンと下がるなんて聞いてないよ。これって投資の終わりなの?
私:ははは、終わりどころか、むしろ「やっと一息ついた」って感じかな。ずっと全力疾走してた金が、ちょっとベンチで休んでるだけだよ。
金価格が10月以来の大幅安!その正体とは
ニューヨーク市場で金のスポット価格が一時、5.7%も安くなるという出来事がありました。1オンスあたり5500ドルという、とんでもない最高値を突破した直後の急落です。銀も8.4%くらい下がったから、貴金属界隈はちょっとしたお祭り騒ぎだったね。
「金下落」という言葉だけ聞くと怖くなるかもしれないけど、実はこれ、昨年10月21日以来の大きな下げ幅なんだ。でもね、よく見てほしい。10月の下げに比べたら、今回の下落幅はまだ半分くらいなんだよ。
マネサバくん:えっ、そうなの?ニュースだとすごく騒がれてるから、もう世界が終わるのかと思った。
私:ニュースはいつも派手に書くからね。昨日の夜、私はアメリカの相場を見ながら日本の夜間取引もチェックしていたんだけど、一時は2000円近く下げていて、私も少しコーヒーをこぼしそうになったよ。
マネサバくん:おじさんでも驚くことがあるんだね。でも、今日は昨日ほどの下落にはなっていないみたいだけど、何が起きたの?
私:それが「利益確定」っていうやつさ。
利益確定が優勢に。上がりすぎた反動
今回、金が下がった最大の理由は、みんなが「そろそろ儲けを確定させよう」と考えたからなんだ。
金は今年に入ってから、ものすごい勢いで値上がりしていたんだ。1ヶ月だけで約20%も上がったんだよ。想像してみて。持っている金の価値が1ヶ月で1.2倍になったら、誰だって「一度売って現金にしようかな」って思うよね。
専門的な指標に「相対力指数(RSI)」というものがあるんだけど、これが90を超えていたんだ。一般的に70を超えると「買われすぎ」と言われるから、90っていうのはもうパンパンに膨らんだ風船のような状態だったんだね。
マネサバくん:なるほど、風船がパチンと弾けたんじゃなくて、少し空気を抜いただけってこと?
私:その通り。賢い投資家たちは、勢いが鈍ったのを見て「今のうちに利益をもらっておこう」と売りに出したんだ。それが重なって、今回のような大きな下げにつながったというわけ。
マネサバくん:でも、利益確定ってことは、みんな金を見捨てたわけじゃないんだね。
私:そうなんだ。むしろ、今まで高すぎて買えなかった人たちが、安くなるのを待っている状態かもしれないね。
金相場を支える「根っこ」の理由
今回の下落は一時的なものだと私は考えているよ。なぜなら、金が買われていた根本的な理由――ファンダメンタルズと呼ばれるもの――は何も解決していないからなんだ。
今、世界ではこんなことが起きている。
- アメリカのドルに対する信頼が落ちている
- アメリカの外交政策がどうなるか分からなくて不安
- アメリカの借金(財政)が多すぎて心配
これらがある限り、人々は「現金よりも金を持っていたほうが安心だ」と考えるんだ。これらの問題が一つでもスッキリ解決すれば金価格も落ち着くだろうけど、今のところ、どれもすぐに解決しそうにないよね。
金は買い時?
マネサバくん:おじさん、難しい言葉が出てきたけど、要するに「世界が不安定だから金が人気」っていう状況は変わってないってことだよね?
私:その通り!マネサバくん、飲み込みが早いね。さすが僕の生徒だ。
マネサバくん:へへっ。でも、おじさんはさっき「買い場かな?」って言ってたけど、それって今すぐ僕も金を買いに走ったほうがいいってこと?
私:慌てちゃダメだよ。私は今回の下落を「単純な利食い(利益確定)」によるものだと思っているから、長期的にはまだ上がるチャンスがあると思っている。だからこそ「買い場かな?」と感じているんだ。
マネサバくん:おじさんはもう買ったの?
私:実は昨日の夜、ちょっとだけ買い増ししてみたよ。でもね、私はたまに大損して頭を抱えることもあるから、私の言うことを鵜呑みにしちゃいけないよ。投資は最後は自分で決める「自己責任」がルールだからね。
マネサバくん:おじさんの大損エピソードはいつも笑えないけど、勉強になるよ。僕も少しずつ、自分のペースで考えてみるね!
今回の金下落は、決して「金の価値がなくなった」わけではありません。急激に上がりすぎた相場が、健康的な調整を行っている段階だと言えるでしょう。地政学的な不安や経済の不透明感が続く限り、金の輝きはまだ失われそうにありません。
投資は自己責任でお願い致します。
【出典】
タイトル:金価格が10月以来の大幅安、足元の急騰から一転-利益確定が優勢に
URL:https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-01-29/T9MV18KIP3IJ00?srnd=jp-homepage
媒体名:ブルームバーグ
掲載日:2026年1月30日
