
祝日でも休めない!? 参院選で動く為替と“日本版トラスショック”の気配
マネサバくん:明日って「海の日」だよね?市場も休みだから、ぼくものんびりスイカでも食べていい?
私:うーん、マネサバくん。残念ながら、祝日でも為替は止まらないんだよ…。むしろ、「市場が休みの日」こそ、波乱が起きやすいって知ってた?
「選挙=お祭り」と思ったら危険!? 明日は“政治イベントリスクデー”
本日、2025年7月21日(日)は参議院議員選挙の投開票日です。
普段なら「週明けの月曜が気になるね〜」で済む話かもしれませんが、今回は違います。
なぜなら…
- 明日は「海の日」で東京市場は休場
- でも、先物市場やFXは普通に動いている
- 結果次第では、大きなマーケットショックの引き金になりうる
からです。
今回の選挙、どの党が勝っても“拡張財政”という共通項
マネサバくん:でもさ、どの党も「減税します!」「補助金配ります!」って言ってるじゃん?ぼくにとっては良い話に見えるけど…?
私:たしかに聞こえはいいよね。でも問題は、それを誰がどうやって“払う”のかという点。
補助金も減税も、言い換えれば「政府がお金を使う」ってこと。つまり、財政支出が増えるわけだ。
マネサバくん:え、それって…借金増えるってこと?
私:大正解。国債の発行=借金の増加=信用リスクの上昇=金利が上がるって構図になるんだよ。
ついに来るか、“日本版トラスショック”
かつて英国では、リズ・トラス元首相の財政拡大方針がきっかけで、国債が売られ、ポンドが急落し、金融市場が混乱しました。
この“トラスショック”は、英国だけでなく、財政規律を軽視した政策のリスクを世界に知らしめた事例として、今も語られます。
そして今、日本でも似た構造が生まれつつあるように感じます。
- 政治は票のために支出を増やす
- 財源の説明は曖昧なまま
- マーケットは静かにそれを見ている
- そして、“ある瞬間”に牙をむく
マネサバくん:でも、金利って上がったら悪いことなの?ぼくの貯金、利子つくなら嬉しいけど…
私:金利が上がると、国の借金返済が重くなるの。企業や個人も、借入コストが増えて経済にブレーキがかかる。
それに、国債が売られるってことは「日本売り」って見なされるから、円も売られるリスクが出てくる。
つまり…
- 国債:金利上昇(価格下落)
- 株:先物主導で下落
- 為替:円安進行
という「トリプルパンチ」が明日、いきなり起きても不思議じゃない。
投資家の備えは“静かに構えて、深く考える”こと
市場は不確実性を嫌います。今回のように、「誰が勝っても財政が緩む」という状況は、短期的には景気押し上げ材料に見える一方で、中長期的には信用不安とインフレ圧力を引き起こす可能性もあります。
その結果、投資家は次のような行動を取ることがあります。
- 円を売ってドルや金、米株に逃避
- 短期国債から長期国債に資金シフト(またはその逆)
- 日本株先物をヘッジ売り
マネサバくん:じゃあ…明日は海の日だけど、ぼくは「チャート記念日」にするよ!
私:いいね!祝日は気を抜きがちだけど、こういう日は**“誰よりも早く動ける人”が勝つ**からね。
まとめ:祝日でも、政治は止まらない。為替も止まらない。投資家も、眠れない。
明日は祝日。でも、日本経済の未来を左右する一手が、今夜の選挙結果で打たれるかもしれません。
“日本版トラスショック”にならないよう祈りつつ、備える者だけが、チャンスをものにする――そんな日になるかもしれません。
※念のため、月曜早朝(東京時間6〜7時台)の為替や先物相場にはご注意ください。早起きする価値、あるかもです。
