マネサバおじさん      

マネサバおじさん

マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年8月7日

大恐慌の中で“上がった株”があった!?知られざる1929年の真実


マネサバくん:おじさん、おじさん!昔の株の話してよ!たとえば…1929年の世界恐慌ってやつ!

:お、渋いとこくるねぇ。世界恐慌といえば、株価が90%以上暴落した歴史的事件だよ。昨日のリーマンショックに引き続き、本日は1929年の暗黒の木曜日から始まる大恐慌のお話をしよう。

マネサバくん:やっぱり全部の株がドカーンと下がったの?

:いや、実はね、中には上がったものもあったんだよ。

マネサバくん:えぇ!?この世の終わりみたいな時に!?
じゃあクイズにして!当ててみたい!


【問題】

1929年の世界恐慌でアメリカ株の多くが暴落した中、逆に上昇したセクターはどれでしょう?

A. 航空機産業(例:ボーイング)
B. 公益事業(電力・ガスなどのユーティリティ)
C. 高級ブランド(例:ティファニー)
D. 銀行株(例:JPモルガン)


マネサバくん:うーん…さすがに銀行は倒れてそうだし、贅沢品もキツいし…。
Bのユーティリティ!生活に必要そうだもん!


【正解は…B!公益事業(ユーティリティ)】


◆ なぜ「ユーティリティ株」が強かったのか?

答えはズバリ、**「人々の暮らしに必要不可欠だったから」**です。

1929年の株価暴落で、アメリカは未曾有の不況に突入。多くの企業が業績を落とし、失業者も急増しました。

でも、どんなに景気が悪くても人々は電気・水道・ガスを使う

そのため、電力会社やガス会社などのユーティリティ企業は安定した収益を維持でき、株価も底堅く推移したんです。


マネサバくん:なるほど~。どんな時代でも、明かりは必要ってことか!

:そうそう。投資って「どこが成長するか?」も大事だけど、「どこが生き残るか?」って視点も同じくらい大事なんだよ。


◆ 暴落後にバブルも?ユーティリティ・バブルの裏側

実は1930年代の中盤には、公益企業への信頼が高まりすぎて**「ユーティリティ・バブル」**と呼ばれるほどの加熱も起きました。

つまり、世界恐慌をきっかけに、

というわけです。


◆ 現代へのヒント:ディフェンシブ銘柄の力

この歴史から学べるのは、次の3つ。

  1. 景気に左右されにくい業種は強い(公益・医薬・生活必需品など)
  2. 不況時こそ、安定収益企業が注目される
  3. 「何がなくならないか」を考えると、投資の軸がブレにくくなる

マネサバくん:じゃあぼく、これからは「絶対止まらないもの」に投資しようかな…!電気、ガス、あと…Wi-Fi!

:まあ…Wi-Fiも今や生活必需品かもね(笑)
でも本質は、「人がどんな状況でも使うもの」を見つける目を持つことだよ。

マネサバくん:ふむふむ!じゃあおじさん、次は「コロナショックのときに上がった株」も教えて!

:よし、次は現代編だな。それもまたクイズ形式でいこうか。


◆ おわりに

世界恐慌のような歴史的な危機の中でも、光る企業はある
そしてその特徴は「人々の生活に欠かせない存在であること」。

暴落=全滅ではない。冷静に、歴史に学ぶことで、私たちも資産を守り、育てていくことができるのです。