マネサバおじさん      

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マネー・サバイバル

—知識を武器に、未来を変える—

2025年7月7日

トランプ関税が再始動?投資家が今、注目すべき”見えないコスト”


マネサバくん:トランプさん、また関税の話してるみたいだね。今回も本気なの?

:うん、今回は“猶予期間”が終わるから、本当に発動される可能性が高いよ。特に今回は、日本もターゲットにされそうなんだ。


90日間のカウントダウン終了、いよいよ関税の現実が見えてきた

ブルームバーグの記事によれば、2025年7月9日でトランプ前大統領が定めた「90日間の猶予期間」が終了します。このタイミングで、アメリカが多国間に対して新たな上乗せ関税を発動する見込みです参考文章。

貿易赤字の是正と、国内製造業の復活がトランプ氏の狙いですが、この“関税カード”が実際にどう影響するかは、非常に複雑。なにより、彼が「関税をかければ外国が払う」と信じているのに対し、実際に負担するのはアメリカの輸入業者、ひいては消費者なんです。


「関税=税収」は幻想?見えない形で広がる負担

今回の関税の背景には、トランプ氏が署名した大型減税・歳出法案(約491兆円規模)の影響もあります。この財源確保の一部として関税収入を当てにしているわけですが、それは実質的に“アメリカ国民の財布”から出ていくお金と考えた方が自然です。

たとえば関税がかかると、輸入業者はコスト増を避けられません。その結果:

という悪循環が起きるかもしれません。

マネサバくん:えっ、それって結局、アメリカの人が困るってことじゃないの?

:そうなんだよね…。しかも今回は平均関税率が20%に達する可能性もあるって試算されてる。これまでの3%から見れば、相当な負担になるよ。


利下げ圧力 vs インフレ懸念:FRBの難しいかじ取り

さらに気になるのが、FRB(アメリカの中央銀行)の金融政策。トランプ氏は利下げを強く求めているけれど、FRBは慎重な姿勢を崩していません。なぜなら、現在のアメリカ経済は「好調だけどインフレがじわじわ進行中」。ここで利下げをすると、インフレに拍車がかかる可能性があるからです。

つまり、関税で物価が上がり、FRBが利下げできず、企業のコストがさらに上昇するというトリプルパンチのリスクもあるわけです。

投資家にとっては、為替市場の変動や米国株式市場の値動きにも要注意の局面が続きそうです。


日本への影響は?「名前を呼ばれた国」は要警戒

日本についても気がかりなポイントが。トランプ大統領は過去にも日本の貿易黒字を強く批判しており、今回も「名指し」で関税を課す可能性があると報じられています。

自動車や精密機器など、輸出依存度が高い企業にとっては逆風。日本株は一時4万円台を回復して明るい兆しを見せていましたが、ここで米国からの関税攻撃があれば、企業業績の下方修正や株価の調整が入りかねません。

マネサバくん:うーん…関税って、どこか遠い話かと思ってたけど、ぼくたちにもけっこう関係あるんだね。

:うん、実は投資家の視点から見ると、為替も株も物価も全部つながってるんだよ。


関税は“見えにくい増税”?その視点が投資のヒントに

この関税問題、短期的には株式市場や為替市場の混乱要因ですが、長期的には次のような投資視点を持っておくといいかもしれません。

私としては、今はまだ市場の反応が出そろっていないので「次の一手」を見定める時間。だけど、こういう政策リスクがある時こそ、分散投資と時間を味方にする姿勢が強みになります。


まとめ:関税で世界は揺れる。でも投資は“芯”を持って

今回のトランプ関税再発動は、世界経済にとって新たな波乱要因。でも、そんな時こそ「なぜその銘柄を買ったのか」「その企業の本質的な強さは何か」を見直すチャンスでもあります。

マネサバくん:ぼく、ちょっと関税のニュースもちゃんと見るようにする!値段が上がったアイスの裏には、もしかしたらこういう理由があったのかも…。

:そう、それが立派な“経済を見る目”の第一歩。投資の世界では、その一歩が意外と大きな差になるんだよ。


【焦点】トランプ関税、90日間の猶予終了で発動迫る-迷走の末
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-06/SYXZKNDWRGG000
ブルームバーグ 2025/7/6